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2007年11月

2007年11月16日 (金)

蜂起

 川風市の市会議員に「市民のため」という観念はない。市の公共事業は談合で受注先が決まる。政務調査費が飲み食いに使われるのは当たり前で、コンパニオンの費用まで賄われ、しかもお膳立てするのは市の職員である。視察はコンパニオンつきの慰安旅行である。市民運動出身の市長は「談合は市長の醍醐味」といってのける。妻の名義で数十億の蓄財をしたと噂されている。
 
 川風市の市議や役人たちにはこの地域で50人中40番以下の成績の人たちが入る高校出身者が多い。大学まで出た人は跡継ぎ以外はほとんど町を出るようだ。ジムの風呂で年配の女性たちが話していた。「一人ぐらいは成績の悪い子がいてくれないと。大学を出たら親元に残ってくれないのよね」。
 市議や役人たちは劣等感が強く、既得権が奪われるかもしれないという恐れからよそ者を執拗に排除する。本来公僕である彼らが市民に君臨し権力を振りかざす。陳情に来た市民の前でいすにふんぞり返り、タバコの煙を吹きかけ、「何だ、お前は」と睨み付ける。平気で嘘をつく。チンピラ同然である。発言に責任を持つなどと言うことは考えられない。言った、言わないという場面になると、口裏を合わせる。このようなことがあちこちの部署で罷り通っている。このような人たちが取り仕切っている川風市が今や「夕張化」の危機に瀕している。
 わたしは川風市に移住する前に住んでいた村で1人で市民運動をやっていた。そこには川風市にいるような無知で傲慢な議員や村の職員はいなかった。よそ者だからという理由で排除することはなかった。県庁取材地のベッドタウンでよそ者の比率が多かったからである。
 
 このまま手をこまねいて「夕張化」で痛手を被るのはごめんだ。業を煮やした人たちがついに蜂起する。ほとんどがよそ者で50歳以上70歳を過ぎた人もかなりいる。平均年齢は65歳i以上、ボケ防止もかね、培ってきた能力をとことん使うんだ。
 まず財政状況を洗い直し、無駄な助成金はストップさせる。このことをどんなやり方でやるのか。
 ブログを作ろう。書ける人たちが何人か集まり、ブログで川風市の現状を全国に公開発信しよう。そうすれば、外部の目が川風市にを注がれるようになるだろう。

2007年11月 7日 (水)

何の顔がある!

 ジムの更衣室で帰り際、知人が言った。「昨日、温泉に行って2万5千円で十二単を着て写真を撮ったのよ」。還暦を過ぎた彼女は病気がちで痩せこけている。「重かったでしょう」と言うと「化繊だから」と笑った。彼女に十二単が似合うとは到底思えない。夫にかなりの収入があるとはいえ、なぜこのような無駄としか思えないことができるのだろう。夫にそのことを言うと、「それは『これ見よがしの浪費・英語ではコンスピキュアス・コンサンプション』と言うんだよ。現実の生活で満たされていないからそんな浪費をするんだろう。彼女はそれをするとき、優越感に浸るため、あとで誰かに話すことも考えているんだよ。人間の経済活動は合理性だけでは測れないんだ」と教えてくれた。衣食足りた人間はこんなことで憂さ晴らしをするんだ、と心底驚いた。

 ジムに毎日熱心に通い、日に4時間もそこで過ごしている67歳の女性がいる。3食腹いっぱい食べても太らないよう運動し、帰りは整形外科に寄ってマッサージを受けていく。いろいろなマッサージに通ったが、整形外科は保険がきくから安上がりだと言い、医師は「運動で体を壊したら、いつでもおいで」と言っているという。
 70近くの主婦が体を壊すほど運動する必要があるのか。そんなことに健康保険を使えば医療費は増え、健康保険料もあがるではないか。食事も運動も適当な量にすれば医者にも通わなくて住む。若くもないのに「腹いっぱい食べて運動で痩せるの」と自分の無知を恥じることなく得々と話す神経に唖然としてしまう。

 「戦争で死んでいった者たちにあわせる何の顔がある!」と今の日本の状態を嘆いた第2次大戦の生き残りの老政治家の言葉が耳を離れない。

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